2021.12.3 本日の稽古を終わりにします。
「丁寧」の話。
今回は「丁寧」のお話です。
ひとつひとつ「丁寧」に。
実はこれ、とても根気のいる作業です。
「丁寧」って要は一工程ずつ「しっかり」と積み上げていくわけです。
ですから、この「しっかり」という部分がとても難しいんです。
「しっかり」ってあいまいですからね。
誰の「しっかり」だよって。
ただ、「丁寧」な人の所作ってすごく魅力的なんですよ。
目が離せない!って状態です。
息をのむような指先まで美しいというか。
決して速くない動きも洗練されていて、魅了される。
今年開催されたオリンピックでも空手の型が披露されており、この演武には多くの方が魅了されたことかと思います。
力強いだけではなく、しなやかさも繊細さも兼ね備えた自分の中の価値観で生み出される型。
答えは一つではなく、幾億万通りもあると思います。
審査会も審査ですから、その人なりの答えがある訳です。
自分の空手とは「○○」だ!だから、「○○」じゃないとだめ!
という事はありません。
審査会はあくまでその諸動作が意味を成しているのかを問われます。
ですので、基本稽古も移動稽古も型稽古も勇進会で伝承されている動きの範疇にあれば良いのです。
常に相手を想定し、その相手に打ち勝つための動き。
相手からの攻撃を受け、したたかに打ち突く。
そういう風に周りに思わせるような魅力的な空手を行っていきたいですね。
私自身、まだまだ未熟者。
少し長く空手に携わっているだけです。
一緒に成長しましょう。
そういえば、今日も稽古がありました。
審査会前の追い込み稽古ですね
明後日は審査会!
がんばれ~!
コメントをお書きください