2022.2.5 本日の稽古を終わりにします。
「狙う」の話。
今回は「狙う」のお話です。
上を目指したくなる時ってどんな時でしょう。
そのきっかけはいつも不意に来ますよね。
ちょっと遅くなってしまったのですが、ようやく昇級審査会の帯を配り終えました。
結果が出るという事は...
その結果を受けて各々が何かしら考えることとなります。
このままでいいのか、もっと上を目指したいのか。
ほとんどの人は上を目指したいでしょう。
そのために必要な努力と忍耐、そして技術の習得。
その結果が帯として返ってくる。
一つの結果として、帯という形で返ってくるといった方が正解ですかね。
空手の稽古を頑張った成果というのは、何も帯だけが物語るものではありません。
その所作や物事への取り組み方、考え方。
大きく言えば、その後の人生の歩み方まで変えてしまいます。
辛く厳しい稽古をこなした人と、その辛さを知らずに来た人とでは忍耐力も精神力も雲泥です。
この考え方は、あくまで空手に限ったことではなくて何かを会得するために努力されていた人全般に当てはまります。
何かを成しえるためには、人生の中にある貴重な時間をそのために費やします。
この時間はとても大変で苦痛を伴うことが多いでしょう。
もちろん、楽しいと思えることもたくさんあります。
誰かと一緒だから乗りこえられたという事もあるでしょう。
そういった経験は自分一人ではできません。
偶然そこに居合わせ、出会い、一緒に時間を過ごしてきた仲間だから越えられることもあります。
空手は団体競技ではなく、個人競技です。
組手や型の試合では階級が一緒であれば仲間同士でメダルを奪い合う必要があります。
仲間と闘うというのはとても大変です。
ですが、仲間だからこそ悔しさも喜びも分かち合えると思っています。
きれいごとの様ですが、しっかりとした仲間とはそういうものだと思います。
辛い時は助けてくれる。
へたった時は鼓舞してくれる。
嬉しい時は一緒に喜んでくれる。
稽古では一緒に汗を流せる。
そういう場所になるのなら、喜んで山武支部を使って頂きたいです。
そして、全力でお手伝いしたい。
というか、します。
そういう仲間に出会えるかどうかは、今一歩を踏み出すかどうかです。
道場生が増えるの楽しみです。
そして、今いる子たちがどんどん強くかっこよく帯色が変わっていく様を見るのはすんごい楽しみすぎます。
想像だけでワクワクしちゃいますよね、自分も指導者としてもっともっと高みを目指さないとな!
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