142回目!

2022.3.26 本日の稽古を終わりにします。

 

「強くなりたい」の話。

 

今回は「強くなりたい」のお話です。

思いはあるんです。

その「思いをどう叶えるか」ですね。

 

 強くなるにはどうするか?

 

ひとつは動き方を覚える。

 

ひとつは動きに慣れる。

 

ひとつは沢山練習する。

 

ひとつは空手以外の運動をする。

 

ひとつは力の加減を覚える。

 

ひとつは力の抜き方を覚える。

 

ひとつは身体の動かし方を覚える。

 

ひとつは心を前を向かせる。

 

ひとつはしんどい時も一回は動く。

 

最後に全てをまんべんなくこなしていく。

 

これは何事にも通じる考え方ですよね。

この通りにできたならなんてすてきなんでしょうか。

 

動き方を覚える。とは、

単純に空手の動き方を知ることですね。

 

正拳中段突きなら、正拳の形、中段の位置、引き手の動き方など、どうやって成り立っているのか?などですね。

 

動きに慣れる。とは、

動き方をスムーズに行えるように反復練習ですね。

 

沢山練習する。とは、

 

ただひたすらです。

頭で考えなくても済むように、自動的に動けるぐらいですかね。

 

空手以外の運動をする。とは、

空手だけをやっていても、身体のバランスが崩れてしまいます。

 

いつも同じ運動ばかりでは、疲労もたまりやすいですし身体が歪みます。

 

また、球技などは視野が広がりますしおすすめですね。

 

力の加減を覚える。とは、

どのタイミングでどれぐらいの力が必要か、加減を行うという事ですね。

 

常に全力では体力が持ちません。

自分の身体の使い方を知るためにも、余力との付き合い方が大事です。

 

物事の捉え方も一緒ですね。

 

力の抜き方を覚える。とは、

加減と同じようなものですが、こちらは脱力です。

 

脱力からの瞬発力を用いた力加減は絶大な威力を計ります。

速度は重さ、力へと変動します。

 

どこは力を抜くか、どこで力を入れるか、これも練習が必要ですね。

 

身体の動かし方を覚える。とは、

これは空手の動きとは違って、自分の身体についてです。

 

身体の固さ、柔らかさや関節の可動域、筋肉など自分にしか分からない感覚を知るという事です。

 

目を閉じて、頭の中で思い描いた通りに動けるかどうかは身体操作には必須の感覚ですね。

 

心を前を向かせる。とは、

自分が何を目的にどうしたいかを明確にするという事ですね。

 

空手は特に痛みを伴う運動になります。

この痛みをどう捉えるかはすごく重要です。

 

決して楽とは言えない痛みとどう向き合うか、そのためにどうしていくべきか?といった考え方一つで、今までの動き方が全て変わってきます。

 

絶対痛いのを耐えなさいよ!とは言いません。

そういった背景を念頭に置いた上で、取り組めるかどうかです

 

しんどい時も一回は動く。とは、

モチベーションの働かせ方です。

 

運動ですし、今日はやりたくない!なんて日もざらにあります。

 

そういった時でも、一度は動く。と決めておくと、意外と出来ちゃったりします。

 

出来不出来は問わずに、動けた自分を褒めてあげられたなら、それだけでも十分ですね。

 

今回は、自分の中の心得といいますか、理想論を並べてみました。

こうして、言語化するのは大事だなと改めて思います。

 

ふと稽古中に、こんなことを考えていました。

 

せっかく目の前で頑張っている道場生たちが、強くなれるよう応援するのが自分の仕事です。

 

強さとは力ではなく、精神力、自制心だと思っています。

その強かさを育めるような環境になれるよう努力を続けていく次第です。

 

色々と頑張りましょう。