2022.4.30 本日の稽古を終わりにします。
「想像する」の話。
今回は「想像する」のお話です。
これはとても重要なんですよね。
スポーツだけに限った話だけではないのです。
「想像する」って色々とあると思いますが、例えば空手では「この場所にこういう風に突きを繰り出す」とか、「ここを打った後に下段を入れるふりをして、上段を当てる」とかそういう事です。
これは誰しも良くやることだと思います。
この「想像する」をより明確にしたことはありますか?
明確に「想像する」とは、一挙一動を細かく踏み込む足の位置、ひねる身体の度合い、突きからの戻しなど、一つ一つをとても丁寧に脳内で再現するという事です。
一流のスポーツ選手はこういったトレーニングを積んでいることが多いと言います。
そして、勝つためのイメージを「想像する」というメンタル面での効果もこの「想像する」にはあります。
実際のところ、この「想像する」ことによる効果は絶大です。
脳科学的にというか、脳の活動領域を測定した結果、実際に動作した場合と「想像する」場合とで脳の活動量域に差が無かったという研究結果があります。
これはどういう事かというと、「想像力豊かに身体をイメージすることは実際の身体の動きやすさにつながる」ですね。
「想像する」だけで、身体が動きやすくなる!なんて、すごいですね。
運動しなくても身体の動かし方は会得できるかもしれません。
まぁ、実際は骨強度や筋量、柔軟性が必要なのでそうそう簡単な話ではありませんが...
ただ、こうした方法でも身体操作は可能ですし、稽古としても成り立ちます。
「想像する」だけの行動が、自分のその先を左右するというは良いですね。
運動ができない環境でも、想像は出来ますからね。
もちろん、精神面にもポジティブフィードバックにもつながります。
出来ると思いこむことも大事ですが、実際にできる事の精度上げるという事も心の中のお守り効果は抜群です。
自分の身体の動かし方を想像する。
誰かの素晴らしい動きを真似する。
真似でも何でもいいんです。
まずは身体を動かすこと。
そして、「想像する」こと。
それらの繰り返しは、きっとあなたの身体に劇的な変化を生むと思われます。
すぐには効果が無くても、きっと身体に現れます。
さぁ、今日はすごいメンタルチックなお話でした。
びっくりするぐらい稽古の事触れてないや(笑)
いつもあんまり触れてないけど...
審査会も終わり、ひと段落なので丁寧な所作をやって行こうかと思います。
基本は大事!
では、次の稽古も頑張っていきましょう。
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