2022.6.18 本日の稽古を終わりにします。
「威力」の話。
今回は「威力」のお話です。
「威力」はその動き方で大きく変わります。
さて、どうやったら「威力」は強くなるのでしょうか?
空手の動きには一つ一つに意味があります。
例えば、三戦立ちという立ち方。
これは、下半身を安定させ腰のひねりを上手く使うための立ち方です。
ここがぐらぐらしていしまうと効率よく「威力」を突きに活かすことができません。
でました、「威力」です。
動き方一つで「威力」が変わってきます。
おもちゃで例えるなら、積木ですかね。
土台が安定しない積木は高く積み上げることができません。
また、土台の薄い積木はすぐに崩れてしまいます。
この如何に土台を安定させ、崩れにくい積木を組むことができるかが、空手にも通ずるものだと思います。
そして、もう一つはスムーズさ。
ぎこちない動きは「威力」を半減させます。
これも分かりやすいと思いますが、50m走で例えてみます。
50m走は50mをただただ真っ直ぐに走り抜ける競技です。
最も早く走ろうとするならば、全力で駆け抜ければ良いと思います。
(フォームとかは置いておいて...)
では、50m走が真っ直ぐじゃなかったら?
途中に邪魔な石があったら?
もし、これらの問題があるとしたらこれは全力で走ることはできませんよね。
スムーズとも言えません。
積木も50m走も例えられれば、そりゃそうだってお話です。
空手では土台を安定させ、スムーズな動きをいくつもいくつも同時並行で行っていきます。
どれか一つでも欠けてしまうと、「威力」は半減します。
そして、この「威力」を動きの中でも行えるように反復していきます。
空手では常に相手を想定しています。
相手は止まっていませんからね。
どんな状況であれ、一撃必殺!を目標に動いきます。
護身術にせよ組手にせよ相手を制覇する必要がありますからね。
子供とは言え、しっかりとした動きで突かれれば結構な「威力」になります。
人間には体重という重さがあります。
この重さを使いこなせたとしたら、相当な「威力」です。
経験ある方は分かると思いますが、2~3歳ぐらいの子供が全力で走ってきて抱きつかれた時って相当痛くないですか?
これが、体重を活かした攻撃です。
これをいつでも出せる様に身体の使い方、しっかりとやって行きましょう。
では、次の稽古も頑張りましょう!
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