2022.11.10 本日の稽古を終わりにします。
「きっかけ」の話。
今回は「きっかけ」のお話です。
なんて事の無いものが大きな変化をもたらすことがあります。
これで変わるのか~って、びっくりしちゃいます。
指導を始めて、まだまだ日が浅いので方法には試行錯誤が伴います。
多分、この先何十年と指導を続けても試行錯誤はするんでしょうけどね...。
今日の稽古では、意外な一幕がありました。
いつも稽古のなかで、上手く動くコツがつかめていない道場生が居ました。
普段から、「~だよ」とか「こうやって動くよ」なんて模範指導を行っていました。
何気なく「こうやってみて?」と促すと…
変わった~~~!!!
です。
「きっかけ」ってなんなんでしょうね。
元々、ポテンシャルはちゃんと存在していたのでしょう。
そのポテンシャルが「きっかけ」によって引き出された瞬間ですよね。
これは最も指導をしていて楽しい瞬間ですし、脳汁ドバドバします。
上手く動けた感覚というのは一瞬でなかなか感覚に残りづらく、上手くできた!!という感覚だけが残ります。
毎回引き出せるようになるには反復的な練習が不可欠ですが...。
動き方のコツは感覚を掴むと、なかなか忘れる事はありません。
衰えることはありますけどね。
過信せず、慢心せず続けてくれるとずーっと精度を保ったままできると思います。
今日ひらめいたその 「きっかけ」によって、動き方のコツを掴んでんでもらえれば嬉しいですね。
次の稽古では確認作業ですね。
こういった、コツを掴んでもらうために閃いた「きっかけ」はなにも道場生だけが得るものではありません。
私自身、指導者としての知識、技術として残りますからね。
次の道場生への質が担保されていきます。
道場生が成長するから私の指導者としての経験が高まる。
私の指導者としての質が上がれば、道場生がさらに成長する。
お互いwin-winの関係ですね。
教える、教わるは一方通行ではなく、相互方向に影響をもたらします。
難しいけど、醍醐味ですよね。
これからも指導に携わっていきたい理由の一つです。
もちろん空手を上手になってもらいたい。
ですが、それよりも身体が思ったように動く感覚をしっかりと掴んでもらいたいですね。
空手も一生が嬉しいですが、習い事って一生ものになることは少ないかもしれません。
その子の身体は一生ものです。
その身体が思うように動く経験は、早いうちに身に付けさせてあげたいですね。
色んな思いを持ちながら指導をしながら、今日の稽古はなんかやってやった感がありました。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう!
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