2023.3.23 本日の稽古を終わりにします。
「その先」の話。
今回は「その先」のお話です。
目標ですよね。
そして、目標を達成したらどうするか?って事です。
山武支部へ空手を習いに来ている人たちのほとんどが空手を上手になりたい!と思っていると思います。
その中でも「強くなりたい」とか「カッコ良くなりたい」とか「型が上手になりたい」とかとか、思い抱くものがそれぞれ異なりますよね。
みんなそれぞれの目標に向かって稽古に励んでいますから、着実に前に前に進んでいることになります。
「空手を上手になりたい」って気持ちはとても単純で分かりやすい目標ですが、実はとても抽象的な目標です。
というのも、空手道に終わりはありませんからね...。
一番最初に習う追い突きですら、動きを洗練させるには膨大な時間がかかります。
簡単そうに見えて奥深い動きです。
子供たちにとって、いや大人も一緒だと思いますが、目標を掲げるって難しいと思います。
とくに明確な目標をもってそれに取り組んでいる人は少ないかもしれません。
目先でもいいので、目標を作る。
そして「その先」を目指す。
目的を達成したら終わり!ではないですよね。
達成したら、次!です。
帯を上げることが目標なら、次の型や移動稽古を覚える。
身体がふらついてしまうなら、止められる様に身体を操作する。
などなど、自分の目標をしっかりと知り、実行することが大切ですね。
私自身も毎度の様に指導をする際に悩みます。
何かわかりやすい伝え方はないか?
効率的な方法がないか?
空手を楽しんでもらえる工夫はないか?
自分が耐えられるからと言って、周りも同じではないですからね。
自分の伝え方一つで、大きく変わってしまうものが多い様にも思います。
「その先」は常に「その先」ですから、今の現状を良しとしつつ次を見据える。
時折立ち止まって休憩するもよしですしね。
もしかしたら、焦っている方が先へ「その先」へと目が行き過ぎているのかもしれません。
立ち止まって、「その先」を見る。
そして、鈍足でも着実な一歩を重ねる。
そう考えたら、皆上手くなったよな~って思い知る今日この頃ですね。
審査会が近いので、焦っているのは自分かも知れませんね。
空気を入れ替えて…
さぁ、次の稽古も頑張りましょう!
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