2023.5.17 本日の稽古を終わりにします。
「守るのです」の話。
今回は「守るのです」のお話です。
これが出来ないとマズいです...。
基本中の基本、そして一番大変!
「守るのです」、自分の身体をフル動員!!
空手では必ず受けから始まります。
自ら攻めるのではなく、相手の攻撃を受け流し制することが目的だからです。
傷をつけるのではなくあくまで自衛。
護身術です。
頭や心臓、身体の中で護らなければならない部分は沢山あります。
その中でも特に重要な所と犠牲をさせる部分があります。
本来ならばどこ部位も犠牲にして良い訳ではありません。
あくまで致命傷を避けるために多少の犠牲を払うという事です。
頭や身体の正中には急所がありますからね。
どこも怪我をすれば動きは鈍ります。
こちらの傷は最小限に。
相手の凶暴な武力をどうやって制圧するか。
この制圧は一朝一夕では成り立ちません。
長い年月をかけて培えるものであります。
もちろん、そういった知識や技術を得たうえでって事ですけどね。
相手がどうやって動いてくるか?
これを知るのも普段の稽古から得るものがほとんどですからね。
咄嗟の狂気に反応できる人なんていません。
普段からそういった場面を想定している必要もありますし...。
どこが危ないのか。
どうして危ないのか。
逆に、どこは危なくないのか。
どこなら良いのか。
そういう経験をどんどん吸収してもらえたら良いですね。
簡単じゃないからこそ、乗りこえてもらいたい。
今は自分の身を護る。
そして、いずれは誰かの身を護れるようになって欲しい。
願わくばそういった場面が無ければ幸いです。
こういった努力は人生の土台をより強固にしてくれますからね。
決して無駄にはなりません。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう!
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