262回目!

2023.5.31 本日の稽古を終わりにします。

 

「丁寧さ」の話。

 

今回は「丁寧さ」のお話です。

とても大切な「丁寧さ」。

そしてとても難しい「丁寧さ」ですね。

 

空手でいう「丁寧さ」とは何か?

 

基本稽古では各種様々な空手の基礎的な動きを行います。

 

この基本稽古の組み合わせが、移動稽古や型稽古に繋がります。

 

基本稽古が出来ていないと応用した動きが拙劣となってしまいます。

 

逆を言えば、基本が上手であれば応用動作も上手になると。

 

上手の捉え方は人それぞれとなりますが、動きがきれいとか形がきれいとか、意味合いがあっているとかほんと様々ですね。

 

立ち方一つが少し崩れるだけで、身体全体を使った動きが損なわれてしまいます。

 

損なわれる=無駄な力が入ってしまう。

 

無駄な力が入るとせっかくの自分の持っている力を使いきれなくなってしまいます。

 

もったいないですよね。

 

本当ならもっと強くなれるのに...。

 

上手になるのに...。

 

この基本的な動きを損なわないための「丁寧さ」。

 

いつも通りすごく大変です。

 

丁寧さのメリットに思ったほど力が入っていないのに普段より動きが楽。というのがあります。

 

無駄な力が無いというのは、よりスムーズな動きとなります。

 

淀みない動きはきれいですしね。

 

正拳中段突きなら足からこぶしの先までつながっている意識で動く。

 

頭では理解できるけど、実際に身体を通して動こうとすると上手く行かない。

 

反復練習!

 

と言えば簡単ですが、それぞれ細かく理解するとよりスムーズに動きやすくなります。

 

何でその形なの?

 

どうして、そうやって動くの?

 

最後までそれぞれのお約束を守っていくと、誰でもおおよそ同じように「丁寧さ」を含んだ動きとなります。

 

もちろん、個体差があるので全部が一緒ではありませんけどね。

 

今日の稽古では、ちょっと「丁寧さ」を意識して稽古してみました。

 

その場で理解できるかどうかは別問題です。

 

大事なのは「ふ~ん、そうやってやるんだ~?」のニュアンスレベルの意識です。

 

まずはとっかかりが無いとそもそも耳に入ってこないですからね。

 

ちょっとでも知ることが「丁寧さ」に繋がります。

 

というか…、繋がってくれ...。

 

と信じてます。

 

こういった細かい話は好き好きですからね。

 

パっとできちゃう人も居れば、くすぶってしまう人も居ます。

 

色んな人がいますからね、その人のペースを大事に。

 

稽古ですからね、時折強引に引っ張ったりしながら進んでくれたら幸いです。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!