279回目!

2023.7.12 本日の稽古を終わりにします。

 

「見た感じ」の話。

 

今回は「見た感じ」のお話です。

ぱっと見て分からない事って沢山ありますよね。

そして、思っている事と違う事も...。

 

「見た感じ」で評価すると、誤解を生むことが多くあります。

 

これは指導する側もされる側も誤解を生みます。

 

その原因はいったい何でしょうか?

 

多くは「自分が思っている以上に相手には伝わっていない」が元凶かと思われます。

 

指導する側からすると「なんで伝えているのに出来ないのだろう?」

 

指導される側からすると「なんでこんなにやってるのに指導を受けるのだろう?」

 

これらいずれも「なんで?」がありますよね。

 

私の知る限り、人の心が読めます!なんて人はほとんどいないと思っています。

 

超能力者じゃない限り、環境や相手の性格、行動パターン、現状などを読み解いて推論を立てて相手の思考を予測することは出来るとは思いますが...。

 

「なんで?」は「見た感じ」しか直接見えないから起きやすい現象です。

 

なぜなら、こころの動きは相手に見えないからですね。

 

「ちゃんとやってるよ!」はきっとそうなのでしょう。

 

ですが、その「ちゃんとやってるよ!」が相手の求めているレベルに達しなければ「ちゃんとやってるよ!」ではなく、「なんでできないの?」に変わります。

 

学校のテストも一緒ですね。

 

求められている答えがあっていなければ、×として不正解をもらい、合っていれば○をもらえる。

 

こうした「見た感じ」がなかなか評価に繋がらない理由は誤解を生み易いからでしょうね。

 

誰が見ても分かりやすい状態ならそういった誤解は生まれないのだと思います。

 

こういった状況まで達するまで、かなり大変だと思いますけど...。

 

ただ、そう考えていくと物事の目標が分かりやすいのかもしれませんね。

 

1つ懸念があるとすれば、目標をあの人!みたいな限定ではなく、広い範囲にしてもらえてたら良いのかと思います。

 

1人を目標にしちゃうと視野が狭まりますからね。

 

10人に聞いて1人でも認めてくれたらそれで良しだと思います。

 

多くても5~6人かな?

 

半分か、多数決でぎりぎり勝てる範囲を攻める感じ。

 

テストや試験ならそのラインを越える必要があるから、それはまた別のお話ですけど...。

 

ちょーっと思う事をつらつらと書いてしまいましたけど、今日はそう思う日だったんですね。

 

一生懸命やっているのは見えてはいますが、見える形にしてもらえるともっと良いな~です。

 

大人だってそういうのが出来ない人がたくさんいると思います。

 

ちょっとでも方向性を前向きに、目標を見据えて動いていけたら良いですね。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!