340回目!

2023.12.14 本日の稽古を終わりにします。

 

「慣れ」の話。


今回は「慣れ」のお話です。

どんな事にも「慣れ」というものがあります。

意識的にも無意識的にも練習し他結果ですね。

 

今日の稽古は型の確認や組手でした。

 

最近は良く「こだわって」と伝えるようにしています。

 

こだわるって、すごく難しいことです。

 

何をこだわれば良いのか分かっている事が前提ですからね。

 

何を言われているのだろう?

 

どこに気を付ければいいんだろう?

 

何処が目標だろう?

 

などなど、こだわるにはそれなりに動作を理解している必要があります。

 

もちろん、稽古を続けてきていますので「慣れ」もたくさん出てきます。

 

「慣れ」は練習の果てですからね、どんな物事も必ず「慣れ」ます。

 

「慣れ」ない動作はまだ自分がうまく取り入れられていない動作かもしれません。

 

もしくは、高を括った動作かもしれないですね。

 

「慣れ」は言い方を変えれば適当にもなりえます。

 

こんなもんでしょ~ってなってしまうと、どんなに練習を重ねても上達はしません。

 

「慣れ」てきた動作の中で、どれだけ自分がその動作にこだわれるか?が大切です。

 

そこの意識は大人でも難しいと思います。

 

子供たちに伝えますが、しっかりと理解している!っていうのは、稀かもしれません。

 

なんとなく、それとなく伝わっている感じがあれば良しって印象です。

 

言われて直せる子もいれば、時間のかかる子もいます。

 

これは子供だからとか大人だからとかでもない気もしますね。

 

その人はどうか?って感覚です。

 

「慣れ」るためにたくさん練習をする。

 

今度はさらに高い技術に「慣れ」るために稽古を積む。

 

言葉では簡単そうですし、言う側は簡単です。

 

言われる側、実際に動く側は絶え間ない努力が必要です。

 

この努力を理解できるかどうかはとても大事な感性だと思います。

 

上手になるために、たくさんの指摘と注意とを受けながら稽古に励んでもらえるときっと良い結果に結びつくのではないのでしょうか。

 

あ、褒めることを忘れたら絶対続きません。

 

鞭の後はしっかりと飴が必要ですからね。

 

コミュニケーションの取り方を常々考えなくちゃです。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう。