341回目!

2023.12.16 本日の稽古を終わりにします。

 

「簡単そうだけど」の話。

 

今回は「簡単そうだけど」のお話です。

空手に直結する稽古だけが稽古ではありません。
身体を使う上で必要な訓練ってありますよね。

 

今日の稽古では移動、型、組手といつも通りの稽古でした。

 

それとは別に、寝そべった人をひっくり返す。っていうゲーム?をやりました。

 

これは抵抗がなければある程度できると思います。

 

抵抗がある状態でもひっくり返すためには、身体の使い方や筋力が重要です。

 

抱っこしている子供が駄々をこねて暴れている時って、落としちゃいそうで危ないですよね。

 

いくら大人でも大変です。

 

それと一緒で身体の使い方が上手な場合、子供でもひっくり返すは大変になります。

 

無意識の方が強い力出ますしね。

 

ちょっと具体的な話で言えば、深層筋、インナーマッスルとも言いますが、この力が強い方が圧倒的に身体的パフォーマンスが上がります。

 

駄々をこねてのけ反るような子供は全身をくまなく使いますので、すごく強いです。

 

無意識化ですけど…。

 

意識的に使えるのならば、この深層筋群は身体を安定させる、支えるために働く筋群なのでこれらがうまく使えている人はフィジカル強めとなります。

 

身体操法においても大切な部分ですね。

 

根幹ですし、これはどんな動作にも応用が効きます。

 

このひっくり返すゲームですが、やってみると意外と面白いですね。

 

性格がよく出ます。

 

さっさとあきらめてしまう子。

 

負けてもそれを認めない子。

 

悔しくて何回も挑む子。

 

ここら辺は持って生まれたというか、環境がそうさせるというか。

 

どの子も楽しそうにひっくり返したり、返されたりしていましたからね。

 

楽しそうに稽古してくれているのはすごい良かったです。

 

もう一つ、立ったままで押し負けないっていうのもやりました。

 

耐えるって結構大変ですからね。

 

重心の位置だったり、全身の使い方だったり言葉だけでは説明しづらい部分もありますが、これも各々の反応が異なるで面白い感じです。

 

自分より背の低い人と押し合いすると重心の関係で結構やられちゃいますね。

 

そういった相性の差をどうやって埋めるか?も大事な戦略ですし、そのための身体の使い方も必要な要素です。

 

色んな要素が複雑に絡み合って、身体的パフォーマンスの向上につながります。

 

どこか1ヶ所でも変化させられるなら、それはパフォーマンスの向上ですからね。

 

言葉では「簡単そうだけど」大変なことです。

 

実際に動くのは楽しさもありますからね。

 

空手を通じて身体を動かしやすくなってもらえたら何よりです。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう。