361回目!

2024.2.15 本日の稽古を終わりにします。

 

「想定」の話。

 

今回は「想定」のお話です。

これをするかしないかは動く範囲に大きな差が生まれます。

そして「想定」する範囲は経験値によって様々です。

 

今日の稽古では組手強化でした。

 

他にも最近プチブームのミットを重ねて飛び越えるやつ。

 

バネというか、身体機能というか、ポテンシャルというかすごいです。

 

動ける子って一言では言い表せない凄さがありますよね。

 

テーマの「想定」で言えば、どうしたらあれを飛べるかを感覚的に理解できる能力でしょうか?

 

こうしたら飛べるだろうって脳内で処理したものをそのまま身体機能に下ろす。といった感じでしょうかね。

 

イメージは出来るけど実際にやってみると差分が生じる。

 

この実際にやってみるとどうだったか?を解決するためにもフィードバックは重要ですよね。

 

それらの経験を元に「想定」は生まれます。

 

組手でも一緒ですね。

 

下段しか蹴って来ないなら、上段への意識がそがれやすい所です。

 

その油断を誘うために下段しか蹴らない。

 

もしくは上段を打つことで、意識を上に持たせる。

 

などなど、「想定」することが沢山ありますね。

 

裏を返せば、こういった動きをするならこれは油断せずにやっていこう!という意識も「想定」の範囲内です。

 

これならどうだろう?

 

こうしたらこうなるよね?

 

だったらこうしちゃおう!

 

なんて、想像はいくらでもできます。

 

この想像を「想定」の範囲として実際にどれぐらい落とし込めるか?が課題です。

 

現実との差は稽古で埋めることができます。

 

目で見たものをそのままそっくりコピー出来るのは一部の特殊技能を有した人だけです。

 

ほとんどの人は日頃の知識を総動員して動きますから、目で見たまま動くなんて難しい話です。

 

似通った動きなら経験者なら再現可能かもしれないですね。

 

「想定」は経験値によって培われます。

 

選択肢ですからね。

 

無限の選択肢からどれが最適解か?なんて絞るのが大変です。

 

絞りやすくするための「想定」、想像力、普段の稽古ですね。

 

中段蹴りから次は何が来るだろう?

 

それを想像するのが稽古中の思考であってほしいです。

 

とりあえず、蹴られる側のガードをしておこう。スウェーなのか、むしろ前に出てポイントをずらすのか?

 

一つの受けにも選択肢は無限です。

 

色んな「想定」を張り巡らせて、普段から意識していけると良いですね。

 

疲れちゃうかもしれないから、稽古の時限定でも良しです。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう。