2024.3.21 本日の稽古を終わりにします。
「形を繰り返す」の話。
今回は「形を繰り返す」のお話です。
「形を繰り返す」ことは何事にも通ずる練習の基礎ですよね。
これをどれだけ忠実に正確に回数をこなせるか?です。
今日の稽古では型稽古を行いました。
知らない型を覚えるには、ともかく「形を繰り返す」必要があります。
分からないなりに、どうしたらいいかを考えるというのは脳にとってめちゃくちゃいい刺激になります。
半分パニックというか、訳分からない状況で身体を動かすというのはとても大変なことですよね。
そういった環境の中で、どうしたらいいかを学ぶことは環境に適応する一歩を踏み出すことにもつながります。
どれが正解か?
何処が間違いか?
どうしたら良いのか?
こうした疑問に常に答えを求め続ける過程が空手だけじゃない今後にも必要な能力となります。
「形を繰り返す」事でその能力を高めることができる。
その行為をたやすく繰り出すことができるって、すごい事です。
ぱっと見は簡単そうに見えますからね。
簡単そうに見えるって思わせたら、それはその人の努力が実っている証拠です。
実際は簡単にできることではありませんからね。
仮に簡単にできたとしたら、数を比べてみてください。
きっと成功数が格段に変わっているはずです。
安定して繰り出せる事とまぐれ当たりは全く別のものですから。
空手では地道にコツコツと稽古を積み重ねていきます。
現代社会では武力を用いて何かをするという事はほとんどありません。
むしろ武力を通じて、その扱い方を学ぶことによる精神面の鍛練って感じですね。
地道に積み重ねる継続力。
痛みに耐え、痛みを知る忍耐力。
苦痛に耐え、己を鍛える精神力。
いずれも決して簡単ではありませんし、やった事の無い人と比べる必要もありません。
これらを知り、体現出来るだけで強いんです。
空手を知らない人や興味のない人からは、あんな怖そうな~とか痛そうな~ってネガティブな意見が多いかもしれません。
空手をやっている人は怖いとか痛いよりももっと上手になりたいが勝ると思います。
苦しい、大変は常ですし、思わない方が少ないと思います。
ひたすら「形を繰り返す」事で肉体的にも精神的にも稽古を積み、技を昇華させ自らの血肉とさせていく。
いつまで続けるかは自分次第。
制限時間もありません。
空手を通じて得られる独特の世界観をもっと楽しんでもらえたらと思います。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう。
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