2024.3.28 本日の稽古を終わりにします。
「言語化」の話。
今回は「言語化」のお話です。
人に伝えるという行為には言語化と非言語化があります。
言葉で伝えるか、行動で示すか?どちらがやりやすいですかね?
今日の稽古では先輩からの指導を主とした移動や型稽古をしました。
最近というか、普段から私対道場生の構図が多く(当たり前だけど)みられます。
何かを教える時に一方通行になりがち...かもです。
そこで今日の稽古では先輩たちの力をお借りすることにしました。
見取り稽古ですね。
見取り稽古は非言語化したアプローチになります。
この伝え方は個性が出まくります。
忠実に伝えるか、抽象的か?
いずれにせよ、先輩の動きを確認することでどうやっているか?や次はこうかな?なんて考えることにも繋げてもらえたらと思います。
「言語化」的に教えるとは自分に起きている状態や目の前の現象を説明することですね。
これらのいずれも目的は相手に伝えることですが、今回の教えることに対する目的は別にあります。
教える側の大変さを知る。です。
いつも言われていることもいざ自分が伝える側になると結構しどろもどろします。
教えるという事には得手不得手がありますからね。
全部が全部上手に教えなさいとは思いません。
むしろ自分を振り返れば分かりますが、上手に教えるってすごい難しい事です。
それよりも自分の動きを言語化するというその行為が重要と考えています。
いつもやっている稽古が実はどういうことなのか?を振り返る良い機会にもなります。
教わるって実は単純です。
言われた通りに動ければいいのですから。
。
合っているか否かは相手が判断してくれます。
それに比べて教える側は合否判定も含めて色んな視点で動かなければなりません。
最近、自分の下に必ず後輩が出来ますのでその相手に伝えられるように稽古をしてほしいと 伝えるようにしています。
常日頃からアウトプットの意識を持っているとどんな場面でも論理的に話をしやすくなります。
実際にそれが全員出来る!とは思いませんが、そういったきっかけになればとは思いますね。
習い事もそれを経てどうした成果を得るかですから、空手は厳しいだけでもなく礼節だけでもない柔軟で幅広い経験をする場にしていけたらです。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう。
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