2024.6.12 本日の稽古を終わりにします。
「かっこいい」の話。
今回は「かっこいい」のお話です。
「かっこいい」って良いですよね。
では、なんでかっこ悪いはダメなんでしょうか?
今日の稽古ではいつも通りですが、形にこだわってもらいました。
「かっこいい」を目標に。
「かっこいい」ってなんですかね?
誰から見た「かっこいい」なんでしょうか?
私は結構がっかりしてしまうのですが、自分が映っている動画を見た時のこれじゃない感に意気消沈します。
「違う…、こんな風に映ってたのか…」って。
これ、実はすごい大事な感覚だと思っています。
感覚の世界と現実の世界のすり合わせ。
感覚の世界は自分の中だけの世界。
現実の世界は客観的に周りから見た世界。
どっちも同じ世界の中に共存するものです。
この二つの世界をきっちりと共存させることができたとしたら…。
「かっこいい」に繋がります!
自分の姿を見ることで、自分に足りないことを知る。
それを受け入れて次の自分に受け継ぐ。
決して簡単ではない苦行です。
自分のかっこ悪い所を見るって、目をそむけたくなるのが常ですから。
そこにどれだけ素直に従えるか。
大人だって難しい。
子供だって簡単じゃない。
誰だって同じ土台に立たせられたら、嫌になる方が多いはず。
じゃあ、なんで進めるのか?
「プライド以外何があるんだよ!」って某漫画の子が言ってましたね。
何処にプライドを持つのか。
誰にも負けたくないって意地も強くなりたいって意地と。
それをどれだけ自分が持ち続けていけるか。
とかとか、重たい話をしていますがそんなに難しく考える話じゃありません。
ただただ単純に上手になりたいって数をこなせば、間違いなく上達します。
「かっこいい」は誰でも目指せます。
「かっこいい」はその人たちの数だけ存在します。
空手が「かっこいい」人は、別の世界でもしっかり輝きます。
そんな人たちが集まっている稽古場。
控えめに最高です。
かっこ悪いがダメなのは、そこに理由のない諦めがあるからです。
自分で幕を閉じることは悪い事ではありません。
なんとなーく辞めちゃうのは本懐ではないでしょう。
かっこ悪いものを「かっこいい」に変える努力、費やす労力、拘れる意地。
そこら辺の魅力があるれ出ている空手を見せられる姿こそ「かっこいい」なのかもしれませんね。
そんな人に私はなりたい。
宮沢賢治の「アメニモマケズ」よろしく。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう。
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