2024.6.13 本日の稽古を終わりにします。
「習慣と感覚」の話。
今回は「習慣と感覚」のお話です。
慣れてしまえば慣れが武器です。
感覚が素晴らしければ感覚は武器です。
今日の稽古では演武稽古も頑張ってもらいました。
通常稽古に加え、追加稽古にて演武。
最近の山武支部をきっと大変に思っている人も少なからずいるでしょうね。
色んな考え方があって当然ですし、色んな思いがあって必然です。
空手ってその人たちの分だけ捉え方があります。
一つじゃない。
一遍通りじゃありません。
あっちでは良くてもこっちではダメ。
こっちでは良くてもあっちではダメ。
正解は自分の中にあるし、相手の中にあります。
「習慣と感覚」が邪魔をしますよね。
いつもこうやってるんだよな~ってすごい楽に感じます。
いつもやっている方法ですから、脳レベルで自然に体が動いてくれるからです。
果たしてそのレベルの動きは正確でしょうか?
やりやすい方法になっていませんか?
この動きはこんな感じかな?とか。
これで合っているはず!とか。
感覚的に動いていることはありませんか?
「習慣と感覚」はむしろ無いと困ります。
必要です。
その捉え方に問題が無ければですが…。
普段の稽古から口酸っぱく言っているのですが、前屈立ちの膝の曲げ方。
結構厳しめに曲げてもらっています。
どう考えてもキツイんです。
簡単じゃない。
そんなに膝曲げたら太ももパンパンです。
そういった感覚を自然に動けるように習慣化する。
これぐらいの動き方が求められている動きだな?って感覚的に理解する。
これらが本来欲しい「習慣と感覚」です。
こんなもんだよな~とかこれぐらいだな~。とはちょっと異なります。
絶対ではありませんが、きちっとこなす理由があります。
そうする方が小さい力を何倍にも増やすことができるからです。
一つ一つの関節がカチッとハマった瞬間、爆発的な威力を生み出します。
その瞬間が楽しいから続けられますね。
そうした苦行を経て心が鍛えられるのも空手の鍛錬の一つですし。
「習慣と感覚」が増えてくるとさらに視野が広がります。
こういう時はこうかも?
これはこうしておいた方がいいかな?
これならこうしよう!
とか視点も増えていきます。
培ってきた自分の「習慣と感覚」を変化させるのは決して簡単な話ではありません。
決して。
でも、それを崩せる勇気があるとすれば、それは上達の一歩が大きくなる瞬間かもしれませんね。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう。
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