456回目!

2024.10.16 本日の稽古を終わりにします。

 

「きくきときいてる」の話。

 

今回は「きくきときいてる」のお話です。

あえてのひらがな。

漢字にするなら聞く気と聞いてるですかね。

 

今日の稽古は通常稽古と演武・型コースでした。

 

これはもうずっとしょっちゅう言い続けている事ですが、「話を聞け!」と。

 

聞く気はあるんです。

 

なら、理解はそこに入りません。

 

聞いていれば良いだけですからね。

 

聞いているふりだって聞く気です。

 

聞いてるなら、そこに理解が介在します。

 

その理解度は問いません。

 

「きくきときいてる」の何が違うか?

 

理解をしようとしているかどうかの差ですね。

 

何か物事を知る際に、大事な事は先人が伝えてくれているものをどう理解するか?です。

 

どっちかなら、「聞いてる」の方ですね。

 

よくわからないけど、こう言ってたからやってみる!は正解です。

 

直に目的を達成できるでしょう。

 

至らない理由が、理解力の問題なのか筋力の問題なのか、運動神経の問題なのか、イメージの差なのかなど要因が挙げられますからね。

 

これが、聞く気があるだけなら…。

 

申し訳ありませんが、上達が難しいかもしれません。

 

自己流になるでしょうし、そもそも興味ないですよね。

 

きっと。

 

本当に小さい子たちは純粋に言われたままを再現しようとします。

 

それが実際とかけ離れた動作だとしてもです。

 

かけ離れた原因は、理解力や筋力、はたまた運動神経の差ですから。

 

色々と出来るようになった子たちの方が、多種多様な刺激に翻弄されやすく目的となる場所まで至れない場合が多いでしょう。

 

そうなってくると、いろんな場所にリソースが割かれますから一点集中はより難しい。

 

「きくきときいてる」をどうやって明確に線引きしてもらえるか。

 

ひとえに出す側のアプローチ次第かもしれませんね。

 

出し方を改める必要があるかもしれません。

 

ただ、一つ。

 

空手はスポーツの中でも容易に怪我をさせることが出来るものです。

 

そりゃそうなんですよ。

 

だって、人に攻撃することが良しとされるスポーツの一種ですから。

 

格闘技ってそういうことを含みますよね。

 

ただ、我々はやみくもに攻撃は致しません。

 

武道をたしなむ武人ですから、力の使い方を弁えています。

 

怪我をさせないために、己の力を使い分ける。

 

その為にも「きくきときいてる」を理解し、培ってもらえたらなと思います。

 

あー、言葉って難しい。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!