494回目!

2025.1.22 本日の稽古を終わりにします。

 

「誰かに伝える」の話。

 

今回は「誰かに伝える」のお話です。

自分は指導しているので、毎回「誰かに伝える」のがお仕事です。

これ、本当に正解の無い難しい仕事ですよね。 

 

今日の稽古は通常稽古と演武・型コースでした。

 

通常稽古では型のブラッシュアップのために、「太極1」に特化してみました。

 

基礎、基本的な動きが全部詰まっていますからね。

 

これが上手ならその応用型にも活かせます。

 

何かを理解する場合、誰かに伝えるのがより良い経験値だと思っています。

 

感覚の共有って、とても難しいものです。

 

例えば、犬に触れた時の肌触りを誰かに伝えるとしましょう。

 

ふわふわなのかごつごつなのか?

 

さらさらなのかぎしぎしなのか?

 

その感触を伝えるには擬音が多くなりますが、そうした言葉を理解してもらうためにより言葉を多く伝える必要もあります。

 

直接触ってもらえるならその感触を共有することで、より深い理解が出来ます。

 

では、自分の動きを伝えるには?

 

相手が行っている動きを変えるには?

 

自分ならこのタイミングでこうする!

 

ここはこれに気を付ける!

 

とか、様々な思惑が個々人の中に張り巡らされていると思います。

 

そうした思っていることを可視化する。

 

言葉にすることでより自分自身の理解が深まります。

 

今日はそういった稽古を取り込んでみました。

 

要は、帯上が帯下に指導する。

 

もちろん、帯下に教わることだってあります。

 

上手い下手だけで帯の色は決まりませんからね。

 

ただ…。

 

帯上にはそれなりのプライドがあるみたいですからね。

 

負けられない戦いがあるみたいです。

 

それはそれで面白い反応が見られたので良かった。

 

教え方は人それぞれ。

 

伝え方も直接的な指導もほんと個性あふれてます。

 

昨今は中々と年齢の違う人たちとのコミュニケーションも希薄になっている印象ですからね。

 

こうした場を設けられるのも空手のすごい良い場面だと思います。

 

諸先輩方の指導の結果、しっかりと上達していましたね。

 

さすが、諸先輩方!

 

ちゃんと根付いていましたね。

 

こうした稽古って見ている側もはらはらしますが、結果が伴ってくれたので幸いです。

 

今回指導された側も、いずれは誰かに指導するでしょう。

 

その時の指針になってくれたならより嬉しいですね。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!