2025.1.29 本日の稽古を終わりにします。
「見てるはずなのに」の話。
今回は「見てるはずなのに」のお話です。
見てるんだから出来るよね?
出来るはずだよね?
今日の稽古は通常稽古と演武・型コースでした。
鏡をお借りしての稽古。
普段施設をお借りしていますので、鏡がある環境ではありません。
稽古では鏡を使うことを推奨したいぐらいです。
自分の動きって、自分では見ることが出来ません。
ましてや、空手は力をスムーズに拳に乗せる必要があります。
昔で言う、一撃必殺でしょうか。
単純にこの形は個々の位置にある必要がある!っていう意味合いから来ていますが…。
もちろん、その場所に手やら足やらがある必要があります。
受けが無いと喰らいますし、力動考えたらそうやって動く必要がある訳ですからね。
力が弱くたって護るための空手です。
圧倒的な力も、受け方1つで変化します。
そうじゃないなら、強いやつしか残りません。
どうやってその虚を突くか。
どうやって剛を削ぐか。
どうやって制するか。
こういった答えの一つに、動きを守る。があると思います。
型や移動稽古ではまさにそうなんですが、一歩、1㎝、一度変わるだけで身体が耐えられなくなります。
結果、崩れます。
そうした動きって、指導は受けても自分では気付けない。
そう、「見てるはずなのに」。
自分の動きって「見てるはずなのに」よく分からないというか、直せない。
別にプライドがあって直したくない!ではなくて、直せない。
見てるものを捉える能力と自分の行動を修正する能力は別物ですからね。
いわゆる棚上げです。
人のことは言えるけど、自分のことは言われたくないみたいな…。
今日の稽古では鏡を使って、ひたすら自分の動きを見てもらいました。
「見てるはずなのに」、結果はどうだったかな?
もし、なんか違うな~?とか。
もっとこうかな?なんて、思ったのなら…。
きっとそれは伸びしろ莫大ですし、才能大ありです。
怖いのは直さないこと。
直せないのは、自分だけの問題じゃないかもしれませんからね。
直さない!が一番困ります。
ただ、成長していくと勝手に直ってたりしますから、今できないから絶対ダメでもありません。
気長に待ちつつ、その欠片は見たい所ですよね。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう!
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