510回目!

2025.2.27 本日の稽古を終わりにします。

 

「蓄積」の話。

 

今回は「蓄積」のお話です。

積もり積もって今に至るって事なんです。

難しいとは思いますけどね。

 

今日の稽古は通常稽古と組手・ミットコースでした。

 

流れるような動き。

 

滑らかな動き。

 

よどみなさってカッコいいですよね。

 

素早い動きもそう。

 

どれもこれも「蓄積」してきた結果です。

 

元をたどると準備運動だったり、基本稽古に立ち返ります。

 

一見複雑な動きも分解していくと、大体準備運動や基本稽古で行っているものの組み合わせです。

 

難しそうに思うのは何個も動きが重なっているからですね。

 

一つ一つを丁寧に繰り返していく事で動きに慣れが生じます。

 

この慣れがさらに積み重なると速さを生みます。

 

この慣れと速さがよどみなさを生み出してくれます。

 

繰り返すことは自力を高めますし、筋力も付いてきます。

 

これは誰だって経験しているはずの事ですね。

 

多くの人が歯ブラシで自分の歯を磨く行為をすごく大変だって思わないと思います。

 

歯ブラシを細かく動かすことだって苦じゃないはずです。

 

ですが、これをいつもと違う手で行うとどうでしょう?

 

突然むずかしくなりますよね?

 

これが「蓄積」です。

 

どんな動きも「蓄積」した結果です。

 

つまりは、少しでも動き出すことで成果は上がっていきます。

 

努力量はその動作の難易度に依存するでしょうけどね。

 

大変だ!

 

難しい!

 

って思うような動きも、まずは一歩から。

 

こうしてこうやって、こういう風に動くよ!

 

と言われて、すぐさま動ける人は慣れているからです。

 

ほとんどの場合はぎこちないハズです。

 

それで良いんです。

 

そのぎこちなさをちょっとずつスムーズに。

 

洗練させていくのが、稽古ですからね。

 

結果はすぐほしいけど、まずはゆっくりじっくり着実に。

 

自分でどれだけ頑張れるか?ですので、努力の才能はあると便利かもしれません。

 

無いものねだりよりは、自分のペースでも動き出す。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!